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待ちに待ったブログシステムが完成した。気の向くままに、感じたままに
自由に書いて行きたい。
母への思い
今日は母の定期健診の日。
母をつれて、私と息子と2週間に一度 検診へ病院へ行く。
89歳の母は、現在 末期がんである。
そして 死への旅支度中である。

昨年の8月、母は突然体調を崩した。
運良く、頑丈な体に生まれてきた母の辞書には、
いままで「病気」という言葉はなかった。
私以上に、元気で、私以上にしっかり者の母は
もしかして、ゾンビかもしれないと思うぐらい元気だった。
高熱で風邪かと思って、病院へ連れて行って、
腎盂炎と腸閉塞と診断されて、レントゲン等の
結果 ガンが体中に転移されていると言う予期しない
診断に、目の前が真っ黒になった。
そして 母との思い出が、走馬灯のように、
心の中に浮かんで、涙があふれてきた。

姉や義兄と家族、そして 私の家族で、
母の性格上、告知しないことにした。
きっと 母は打ちしだれて、立ち上がれないだろうと
全員で判断した。
また 高齢なので、ガンに勝て!と諭しても、
無意味なような気がする。

無事 手術は成功したが、その後は緩和医療の病院へ
入院を勧められたが、奇跡を起こしたいと
自宅で一緒に暮らす事にした。
朝から晩まで、母へ奇跡の念を送り、免疫力をあげる
サプリメントを飲ませ、体にいいことはすべてする。
朝起きて、まず 一緒に声を出して「笑う」。
免疫力を挙げるために、楽しい事を話し合う。

まず 1日を楽しく生きよう!!
そして また 明日 1日を楽しく生きよう!!
その1日、1日がながく続くように、
心でいつも そう 母へ念を送る。

病院の待合室で、母と話をしながら、
母の魂は終わりを告げようとしていないのに、
89歳の母の有機体である肉体は、
少しづつ、死への旅支度のスピードを上げている。

わがまま一杯に生きてきた私は
何も親孝行をしていない事が、悲しい。
そして 母を治してあげる事ができないのが、
悲しい。
投稿日:26.03.2007 今日の出来事
華麗なる一族
華麗なる一族の最終回を観た。
原作者の山崎豊子って、どんな女性なんだろう。
彼女の別の作品の「白い巨塔」もそうだが、
今回も また 主役が死ぬ。
興味深いと思った。

人が作品を作るとき、何らかのメッセージを
発信したい気持ちがあるはずだ。
彼女は何のメッセージを発信したかったのだろうか。

欲やお金や、人間の弱さや、
エリートや成功した人へ対して、
どんな感情を抱いていた人なのだろうか。。。
と考えずにはいられなかった。

主人公が死ぬ事で、人間の空しさを表現しようとして
いる原作者は 人生を楽しむ事があまり
できなかった人だったのかな。。
ハッピーエンドにしたくない、
失しなわなければ、気がつくことができない愚かな人間を
描きたいと思ったのかなー

失わないと気がつかない人生には
できたら、どこかで、食い止めて、後悔のない
人生にしたい。。。と感じた。

あらためて思った。私を含めて、人間って弱い生きものだね。
投稿日:19.03.2007 今日の出来事
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